大学生でも障害年金はもらえる?受給要件や申請の注意点【すどう社労士事務所】

大学生でも障害年金を受給できるのでしょうか?

結論から言えば受給可能です。

20歳前の初診日と20歳以降の初診日での違い、学生納付特例の扱い、アルバイトや学業が審査に与える影響、申請の具体的手順まで障害年金専門の『すどう社労士事務所 須藤智(すどうさとし)』が分かりやすく解説します。

 

【結論】

大学生であっても、障害年金を受給することは可能です。

「学生だからもらえない」「アルバイトをしているから対象外」ということはありません。

20歳前または在学中に初診日(初めて医師の診療を受けた日)があり、障害の程度や年金保険料の納付要件を満たしていれば、大学生でもしっかりと障害年金を受け取ることができます。

 

この記事が向いている方

  • 大学生活の中でうつ病や適応障害、発達障害などの診断を受けた方
  • 生まれつきの疾患や高校生以前からの病気・障害があり、20歳を迎える(または迎えた)大学生の方
  • 「学生納付特例」を利用しているが、障害年金の納付要件を満たせるか不安な方
  • 大学に通いながら、または休学・アルバイトをしながら障害年金を申請したい方
  • 埼玉県(さいたま市・越谷市・春日部市・草加市・川口市周辺)で障害年金に強い社労士をお探しの方やご家族

この記事の目次

  1. 大学生でも障害年金は受給できる!基本の考え方
  2. 初診日の時期で変わる!2つの受給パターン
  3. 【パターン1】初診日が20歳前(高校生以前など)にある場合
  4. 【パターン2】初診日が20歳以降・大学在学中の場合
  5. 「学生納付特例」を使っている場合の注意点
  6. 【2026年度】大学生が受給できる障害年金の支給額目安
  7. 大学生活・アルバイト・休学が障害年金審査に与える影響
  8. 大学生が障害年金を申請する際の流れとステップ
  9. すどう社労士事務所のサポート体制と実績
  10. よくある質問(FAQ)
  11. まとめ

1. 大学生でも障害年金は受給できる!基本の考え方

「大学生だからまだ年金を払っておらず、障害年金はもらえないのではないか」
「学生のうちは親の扶養に入っているから対象外なのでは」
と思い込んでいる方が非常に多くいらっしゃいます。

しかし、障害年金は年齢や就学状況(学生かどうか)によって支給を制限するものではありません。

一定の病気やケガによって日常の生活や学業、将来の労働に著しい支障が出ている場合、大学生であっても当然に権利として受給対象となります。

うつ病・適応障害・双極性障害・発達障害(ASD・ADHDなど)といった精神疾患をはじめ、がん、糖尿病、事故による後遺症など、幅広い傷病が支給の対象です。

2. 初診日の時期で変わる!2つの受給パターン

大学生が障害年金を検討する際、最も重要になるのが「初診日(障害の原因となった病気やケガで初めて医師の診療を受けた日)」がいつにあるかという点です。

初診日が「20歳前」にあるのか、それとも「20歳以降の大学在学中」にあるのかによって、保険料の納付要件や審査の仕組みが大きく異なります。

初診日が20歳前

20歳前傷病による障害基礎年金の対象となります。

年金保険料の納付要件が問われない特例制度です。

初診日が20歳以降

20歳以降に初めて受診した場合は、原則どおり年金保険料の納付要件(学生納付特例等を含む)を満たす必要があります。

3. 【パターン1】初診日が20歳前(高校生以前など)にある場合

小・中・高校生の頃から発達障害や精神疾患、持病などがあり、20歳前から病院に通っていたケースです。

20歳前の期間は公的年金制度への加入義務がないため、保険料の納付要件は一切問われません。

つまり、これまで一度も年金保険料を納めていなくても障害基礎年金を申請することができます。

20歳前傷病の主な特徴

  • 保険料納付要件:不要(未納を理由に却下されることはありません)
  • 申請できるタイミング:20歳に達した日(20歳の誕生日の前日)、または20歳以降に障害認定日を迎えた日以降
  • 所得制限:本人自身の前年所得に応じて支給停止(全額または半額)となる所得制限枠が設けられています(※親の収入ではなく本人の所得です)

4. 【パターン2】初診日が20歳以降・大学在学中の場合

20歳を迎えた後、大学生活の中で環境変化やストレスによりうつ病を発症したケースや、不慮の病気・ケガで初めて医療機関を受診したケースです。

この場合は一般の障害年金と同じ扱いになるため、「初診日の前日時点において、一定以上の保険料が納付(または免除)されていること」が必須条件となります。

納付要件を満たす条件(いずれかをクリア)

  • 原則要件:初診日の前日において、初診日の属する月の前々月までの加入期間のうち、3分のお2以上が納付または免除されていること。
  • 特例要件:初診日の前日において、初診日の属する月の前々月までの直近1年間に保険料の未納がないこと(※初診日に65歳未満の場合)。

5. 「学生納付特例」を使っている場合の注意点

20歳以上の大学生の多くは、「学生納付特例制度」を利用して国民年金保険料の支払いを猶予しているかと思います。

「特例で保険料を払っていないけれど、障害年金はもらえるの?」と不安に思われるかもしれません。

結論として学生納付特例の承認を受けていた期間は、障害年金の納付要件上「納めていた期間と同等」として扱われます。

手続き済みの「学生納付特例」

役所でしっかりと申請し承認されていれば、保険料を支払っていなくても納付要件を満たします。安心して申請を進められます。

未手続きの「未納」状態

申請を行わずに単に放置していた場合、「未納期間」となってしまい、障害年金が受け取れなくなるリスクが高まります。

もし未手続きの期間があったとしても、初診日の前日より前であれば追ってお手続き(バックデートでの免除申請等)ができる場合もありますので、あきらめずに確認することが大切です。

6. 【2026年度】大学生が受給できる障害年金の支給額目安

初診日に国民年金に加入していた場合(20歳前傷病を含む)、支給されるのは「障害基礎年金」となります。

障害等級 年額(2026年度) 月額換算の目安 概要
1級 1,059,125円 約 8.8万円 他人の援助を受けなければ日常生活がほとんどできない状態(在宅療養・寝たきり等)
2級 847,300円 約 7.0万円 日常生活に著しい制限を受け、一人での生活が著しく困難な状態

※学生で未婚・お子様がいない場合、上記が基本の受給額となります。
※大学在学中に企業でアルバイト勤務をし、厚生年金に加入していた期間に初診日がある場合は、上記に加えて「障害厚生年金」が支給される可能性もあります。

7. 大学生活・アルバイト・休学が障害年金審査に与える影響

精神疾患や発達障害などで障害年金を申請する場合、審査では「日常生活や社会生活でどれほどの不自由があるか」が厳しく見られます。

大学生の場合、特に以下の点がポイントになります。

通学状況・単位取得・休学の有無

問題なく毎日通学し、順調に単位を取得できている場合、「日常生活能力がある」と判断されて不支給になるケースがあります。一方で、以下のような実態があれば審査において考慮されます。

  • 体調悪化により休学中、または留年を重ねている
  • オンライン講義しか受けられず、対面授業への出席が困難である
  • 家族や友人のサポート(ノートテイク、車での送迎、課題作成の補佐など)がなければ通えない

アルバイトの状況

アルバイトをしているからといって即不支給になるわけではありません。ただし、アルバイトの内容や労働時間、周囲の配慮の有無を「病歴・就労状況等申立書」などで適切に説明することが非常に重要です。

8. 大学生が障害年金を申請する際の流れとステップ

障害年金の申請は手続きが複雑です。以下のステップに沿って着実に進めましょう。

1

初診日の確認と特定

障害の原因となった病気で初めて病院を受診した日を、診察券や母子手帳、カルテなどで確認・特定します。

2

年金記録(納付・免除状況)の確認

年金事務所で、過去の保険料納付記録や「学生納付特例」の申請状況を確認します。

3

受診状況等証明書・診断書の取得

初診病院で「受診状況等証明書」を取得し、現在の主治医に障害年金専用の「診断書」の作成を依頼します。

4

病歴・就労状況等申立書の作成

発症から現在までの経過、大学生活や日常生活における困難さを細かくまとめた申立書を作成します。

5

年金事務所への提出と審査

全ての必要書類を揃えて提出します。審査結果が出るまで通常3〜4ヶ月程度かかります。

9. すどう社労士事務所のサポート体制と実績

すどう社会保険労務士事務所では、若い世代の学生の方やご家族からの障害年金のご相談にも親身に対応しております。

すどう社労士事務所の強み

  • 地域密着型の専門体制:越谷市・春日部市・草加市・さいたま市・川口市を中心に、埼玉県全域で豊富なサポート実績(JR南越谷駅・東武スカイツリーライン新越谷駅徒歩3分)。
  • 年間相談件数250件超えの実績:初診日証明が難しいケースや、20歳前傷病の複雑な手続きにも多数の対応実績があります。
  • 話しやすい女性相談員が在籍:ご本人様はもちろん、お子様の将来を心配されるご親族・ご両親からのご相談も大歓迎です。
  • 明朗なサポート料金:無理なくご利用いただける安心の料金体系を整えております。

すどう社労士事務所の受給事例はこちらをご覧ください。

ミモザの花に込めた想いなど、事務所の理念についてはミモザの由来をご覧ください。

10. よくある質問

Q1. 大学生で親の扶養に入っていても、障害年金は受け取れますか?
A. はい、受け取れます。
障害年金は世帯の収入や親の扶養に入っているかどうかに関係なく、ご本人の障害の状態と要件に基づいて支給されます。
Q2. 20歳前に初診日がある場合、20歳になる前でも申請できますか?
A. 障害基礎年金の支給は20歳からとなるため、申請の手続きは原則として20歳の誕生日の前日以降(障害認定日以降)に行うことになります。
Q3. 学生納付特例の申請を忘れて未納になっていました。もう手遅れですか?
A. 初診日の前日より前であれば、遡って学生納付特例や免除の手続きができる場合があります。
初診日を過ぎてから手続きしても有効とならないため、早急に年金事務所や社労士へご相談ください。
Q4. 大学を休学中なのですが、障害年金の審査で不利になりますか?
A. いいえ、不利にはなりません。
むしろ「病気や障害により日常生活や学業を継続できず休学を余儀なくされている」という事実は、障害の重さを証明する要素となり得ます。
Q5. 障害年金を受給したら、就職活動や将来の社内手続きで会社にバレますか?
A. 原則として、日本年金機構から就職先企業へ障害年金の受給事実が通知されることはありません。
ご自身で開示しない限り、就職活動で不利になる心配はありません。
Q6. 本人が体調不良で相談に行けない場合、親だけでも相談できますか?
A. はい、ご家族・ご両親からのご相談も大歓迎しております。
ご本人の負担にならないよう、ご家族と連携しながら手続きを進めることが可能です。

11. まとめ

大学生であっても、初診日の要件や障害の条件を満たしていれば障害年金を受給することができます。

  • 大学生でも障害年金の受給対象となる
  • 20歳前初診なら保険料納付要件は不要(20歳から受給可能)
  • 20歳以降初診でも「学生納付特例」が承認されていれば納付要件をクリアできる
  • 大学の休学状況や日常生活での支障を適切に書類へ反映させることがポイント

ご相談について

学業や体調に不安を抱えながら、ご自身やご家族だけで複雑な障害年金の手続きを進めるのは大きな負担となります。

「自分の症状で受給できるのか」「学生納付特例の手続きが正しくできているか心配」など、どんなことでもお気軽にご相談ください。

すどう社労士事務所では、ご本人の体調に配慮しながら親身にサポートを行っております。

ご家族からのご相談も歓迎しています。

無料相談のご予約方法

お電話・LINE・メールよりご都合の良い方法でご相談ください。

受付時間:平日 9:00〜19:00(※ LINE・メールは24時間受付)
 
 
 

監修者

須藤 智
社会保険労務士 / すどう社労士事務所 代表

障害年金専門社労士として、さいたま市・越谷・春日部・草加市・川口市を中心に、埼玉県全域で年間250件超えのご相談を受けている。

うつ病・がん・脳血管障害・心疾患など、幅広い傷病の障害年金申請をサポート。

まずはお気軽に無料相談をご利用ください

ご希望の条件やお悩みに合わせた具体的な進め方をサポートいたします。

 

投稿者プロフィール

sudo
sudo
ご相談のご予約
048-788-3717

平日 9:00 - 19:00(土日祝日は要相談)
LINE・メールは24時間受付